違いがあってこそ、オーガニック。その年々のコットンの風合いを愉しむタオル「コットンヌーボー」

「コットンヌーボー」とは、毎年その年の出来を味わい愉しむワイン「ボジョレーヌーボー」のように、タオルの風合いの違いを愉しんでもらおうというコンセプトで、前年秋に収穫されたオーガニックコットンだけで作られた世界でも例のないタオルです。

コットンヌーボーという名前に込めた想い

私たちが扱うオーガニックコットンは天然の素材です。遺伝子組換えされた種子は使わず、農薬や化学肥料を使用しない有機栽培で育てられ、人の手によって収穫されます。それゆえ、毎年、畑から採れるコットンの品質や量は一定ではありません。

一般的なタオルの製造では、コットンの品質を均一化させるために、収穫年や生産地が異なるコットンをブレンドして調整していきます。ですが、私たちは「違って当たり前」「違うからこそ味わいがある」をオーガニックコットンの個性と捉え、毎年の違いを製品に反映させて愉しむことができないかと考えました。

その年々の出来を愉しむといえば、ワインの「ボジョレーヌーボー」です。毎年品質が違っていても、その違いを楽しむというコンセプトで多くの人に親しまれています。タオルでも、その年ごとのオーガニックコットンを使い、違いを楽しむことを個性として打ち出すことができればと思い、「コットンヌーボー」という名前にしました。

2011年から毎年発表しているコットンヌーボーですが、こうしたコンセプトが評価され、2015年には『グッドデザイン賞』を受賞しています。

タンザニアの大地が育んだオーガニックコットン

IKEUCHI ORGANICでは、インド・タンザニアで行なわれている『bioReプロジェクト（ビオリプロジェクト）』の認証オーガニックコットンが最も信頼性が高いと考え、原材料として全面的に採用しています。

bioReプロジェクトとは、スイスにあるREMEI社が1980年代から行なっているもので、貧困状態にある農村の人々の自立を目的に始められた活動です。オーガニックコットンの栽培を指導するだけではなく、教育や生活に必要なインフラの整備など、農家の人達の暮らしを豊かにする様々な取り組みを行っています。

私たちが毎年のコットンヌーボーで使用しているオーガニックコットンは、bioReプロジェクトが栽培支援するタンザニアの農家さんたちによって育てられたものになります。タンザニアの大地で育てられたコットンが、インドの紡績工場で糸になり、シンガポール、釜山を通じて、今治に運ばれ、私たちの本社工場でタオルとして織られます。

人生における特別な出来事を彩るタオルを

2011年から毎年発表しているコットンヌーボーですが、製造年度を認識できるようにタオル生地に年号をジャカード織もしくは刺繍をし、ネームタグのカラーを毎年変えています。

タオルに年度という概念を付加することにより、結婚や出産といった人生における特別な出来事をお祝いするギフトとしての注目が高まっています。特に、オーガニックコットン100％のタオルという安全性の高さから出産祝いとしての需要が高く、0歳で手にしたタオルは共に歳を重ね、思いも深まります。
また、ホワイト以外にもカラーも用意しています。ホワイトとピンクの紅白の組み合わせや、ピンクとブルーの色鮮やかな組み合わせのギフトセットは、結婚祝いやお誕生日祝いのギフトとして好評いただいています。

コットンヌーボー2023は、力強さを感じる風合いに

オーガニックコットンの品質は毎年違えど、タオルの品質に妥協はありません。タンザニアから届くオーガニックコットンの品質の向上とともに、私たちのモノづくりの技術も年々向上してますので、製品としての完成度は年を追うごとに高まっています。

コットンヌーボーのタオルとしての特徴は、ふっくらとボリュームがあり、吸水性も抜群のため、包まれると安心感があります。 どんどん水を吸いますので台所や洗面所にもおすすめです。そのうえで、「コットンヌーボ－2023」は、フレッシュさを感じる爽やかな香りとしなやかさ、そして弾力のある力強さを感じる風合いに仕上がっています。

2023年はIKEUCHI ORGANICの創業70周年であり、ネームタグのカラーは新たな力強いスタートを期してレッドを選んでいます。また、初回生産ではブランドカラーであるイエローのコットンヌーボー2023を数量限定で発売します。

コットンヌーボー2023ページ