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番外編

[コラム] 直接届けるというコト

番外編

[コラム] 直接届けるというコト

皆さんにふたつ質問です。

・タオルのブランドと言われて思い浮かぶブランドはありますか?
・その思い浮かんだブランドのタオルはどこで作られたタオルかお分かりになりますか?

このコラムをお読みになっている方は、IKEUCHI ORGANICの事を思い浮かべて頂けたかと思います。では、IKEUCHI ORGANIC以外のブランドやそのブランドのタオルがどこで作られているのか、明確に答えられるタオルがいくつあるでしょうか?

我々IKEUCHI ORGANICが作るタオルなら、その疑問に答えられます。コットンヌーボーならいつ収穫されたコットンであるかも追跡可能です。現在取り組んでいるトレーサビリティのシステム導入で、近い未来IKEUCHI ORGANICのタオルは原材料の情報まで開示できる予定です。

安心、安全なタオルを作り、皆さんの元にお届けする使命。それを果たすために、IKEUCHI ORGANICはファクトリーブランドのオリジナル製品を直接販売することに力を入れてきました。

その歴史を紐解くと、日本で商用インターネットが普及しはじめた1996年頃に会社のWEBページを開設。自社WEBページでの販売や、1000店程度しか出店されていなかった時代の楽天市場にも出店と意欲的に直接の販路を広めます。しかし、当時の楽天市場では販売成績が振るわず、2年で撤退とこの道の難しさも経験します。

2002_ikt_webpage▲2002年当時の弊社WEBサイト 

WEB以外では2000年頃、今治市、タオル組合からファクトリーショップを作って欲しいという要望がタオルメーカー各社に出され、それをきっかけに、今治本社工場にファクトリーショップ「IKTショップ」をオープン。自社以外では、愛媛県の物産館や百貨店にて販売を行っていました。マスメディアでIKTが紹介されると、その噂を聞きつけ、東京事務所まで直接購入に訪れるファンも現れました。

こうやって時系列で追っていくと、順調にファクトリーブランドとしてのIKTが成長していると思いますが、当時は、OEMでのタオルハンカチが売上のほとんどを占めていました。そこで訪れた2003年、売上の7割を占める主要取引先の倒産。池内タオル(当時)は民事再生を申請という危機を迎えます。

この危機に、代表の池内が取った行動は、OEM依存を止め、ファクトリーブランド「IKT」中心での会社の再生でした。それからは、IKTのコンセプトにより磨きをかけ、ファンに支えられ、2014年3月にオーガニックな会社であることを社名から示す、IKEUCHI ORGANICへと進化しました。

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社名変更と共に、東京南青山にTOKYO STOREをオープン、9月にはKYOTO STORE、翌年2015年6月にはFUKUOKA STOREをオープンさせ、IKEUCHI ORGANICの作るタオルについて、実際に触れて、ストーリーを語れるタオルソムリエが常駐している拠点が出来ました。

インターネット黎明期から続けている、WEBショップでの販売も引き続き行っており、現在はオフィシャルショップ、楽天市場、amazon(※一部商品のみ)でファクトリーブランドのオリジナル商品を販売しています。

代表の池内計司が掲げたコンセプト「最大限の安全と最小限の環境負荷」。この想いを伝えるエバンジェリストとして、最前線に立つのはイケウチのヒト第三部で登場する、各直営店、WEBショップのスタッフであるタオルソムリエたちなのです。

文/神尾 武司
フォトグラファー/木村 雄司(木村写真事務所)

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