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Vol.52

タオル選びを通して、お客さまの「好き」を一緒に探していきたい

今回ご紹介するのは、東京ストアの店長をつとめる福山さんです。IKEUCHI ORGANICの商品を愛用していた福山さんは、自分が好きなものを扱う仕事につきたいと思い、東京ストアで働くことに。IKEUCHI ORGANICとの出会いや、どんな想いをもって店頭に立っているのかを語ってもらいました。

東京ストア店長 福山

タオル選びを通して、お客さまの「好き」を一緒に探していきたい

肌に触れるものが心地よいと、毎日の暮らしは変わる

東京ストアの店長をつとめている福山です。2021年9月にアルバイトスタッフとして東京ストアで働きはじめ、2023年9月から店長となりました。

働く以前から、お客さんとして東京ストアには足を運んでおりまして、私とIKEUCHI ORGANICとの出会いは10年以上前になります。

当時の私は子宮頸がんの抗がん剤治療が終わり、少しずつ社会復帰をしようとしているタイミングでした。病気になる前は、アパレルの会社で忙しく働いていたのですが、がんであることが発覚し、全ての生活が強制終了されたような時期でもありました。

抗がん剤治療を行うと、皮膚のバリア機能が低下し、肌がものすごく敏感になります。そうした状態の時に、友人から「肌に優しくて、使い心地がいいタオルのお店があるから、一緒に行ってみない?」と誘ってくれたのが東京ストアでした。

アパレルで働いていたので、何百種類もの生地や繊維を仕事で扱っていましたが、タオルの使い心地について意識したことはそれまでありませんでした。ですが、病気により肌が敏感になったこともあってか、IKEUCHI ORGANICの商品を使ってみると、「肌に触れるものが心地よいと、毎日の暮らしはこんなに違うのか」と驚きました。

特に思い入れが深いのが、一番最初に購入した『オーガニック120 バスシーツ』です。当時はまだベッドの中で過ごす時間が多かったので、タオルより先にバスシーツを購入したのですが、ベッドの中に入った時の肌触りの気持ちよさと温かさに感動しました。吸水性も素晴らしく、私は汗かきなのですが、夜中に汗を気にせずに眠ることができます。

次第に、自宅の様々なアイテムがIKEUCHI ORGANICの商品へと変わっていきました。タオル類はもちろん、タオルケットや枕カバーも長く愛用しています。

また、IKEUCHI ORGANICでは、がんの治療研究を応援する『deleteC』プロジェクトを支援する取り組みも行っています。そうした企業姿勢にも共感していて、いちファンとして「素晴らしい会社だな」と感じていました。

せっかくなら自分の好きなものを扱う仕事へ

そんな私がIKEUCHI ORGANICで働くことになったのは、東京ストアのアルバイトスタッフの募集をタイミングよく目にしたことでした。

がん治療から社会復帰した後は、自分が病気になった経験を踏まえて、体や心をケアする仕事をしていきたいと考えていました。アロマセラピストと漢方アドバイザーについてゼロから勉強し、個人事業主としてリラクゼーションサロンを開いたりもしました。最近では、心のケアの観点から、カウンセリングについても学んでいます。

一方、そうしたケアに関する仕事をしながらも、ダブルワークとして、もう一つ自分の柱となる仕事をしたいという想いがありました。

最初はアロマや漢方の知識を活かせる仕事を探していましたが、「せっかくなら、全然違うベクトルで考えるのもいいのではないか」と思うようになりました。そして、「どうせなら、自分の好きなものを扱う仕事についてみたい」という考えが閃いたのです。

そのタイミングで、東京ストアのスタッフ募集求人を発見し、「これだ!」と思いました。販売職の経験は全くありませんでしたが、自分の好きな会社で、自分の好きな商品を扱う仕事をやってみたいという一心で応募しました。

ストアスタッフとして働きはじめた最初のうちは、学ばないといけないことが沢山ありました。でも、自分が好きなものを扱っているので、「大変」というより、「楽しい」という気持ちのほうが強かったです。

また、この会社で働きはじめて驚いたのは、社員間の距離の近さです。ストアスタッフ同士はもちろんのこと、代表や社長ともフランクに話をすることができます。そして、色々と助けていただいています。そのおかげで、とても働きやすいですし、お店に貢献したい気持ちが自然と湧いてきます。

そんな風に働いている中で、前任の東京ストアの店長がご家族の介護で退職することになり、ストアマネージャーをつとめる益田から「よかったら店長をやってみない?」と話をもらいました。その頃には東京ストアへの思い入れがより深まっていたこともあり、「私でよければ」と引き受けさせていただきました。

タオル選びを通じて、お客さまと関係を築いていく

ストアスタッフの仕事をしていて、喜びを感じる瞬間。それは、お客さま自身が自分の「好き」を見つけることを、お手伝いできたと感じられる瞬間です。

ストアには様々な種類のタオルが並んでいます。そのため、お客さまから「どのタオルがいいですか?」とご質問をいただくことが多くあります。ただ、お客さまごとに好みや求めているものは異なるため、一概に答えるのが難しい質問です。同時に、お客さま自身も、タオルに何を求めているかと聞かれても、明確に答えるのが難しかったりします。

そのため、「お客さまはご自宅で、どのように普段過ごされていますか」など、様々なご質問をさせていただいたり、それぞれのタオルに実際に触れていただきながら、お客さまの「好き」を一緒に探していきます。ギフト選びにしても同様です。

そうしてタオル選びをお手伝いさせてもらった結果、「これが私にピッタリのタオルだ」「このギフトを選ぶことができて良かった」とご満足いただけるものを見つけてくださると、私も自分のことのように嬉しく感じます。

商品を販売するだけでなく、タオル選びを通じて、お客さまと関係を築いていく。私たちストアスタッフの仕事は、そういう仕事だと感じています。お客さまの「好き」を発見できるように、自分の引き出しをもっと増やしていきたいと考えています。

同時に、自分自身の経験も踏まえて、IKEUCHI ORGANICのある暮らしを、もっと多くの人に知っていただきたいという想いがあります。肌に触れるものが違うだけで、こんなにも生活が豊かになる。その心地よさを多くの人に知っていただきたいと思っています。

東京ストアという場所を通じて、ひとりでも多くのお客さまの暮らしを豊かにするお手伝いをしていきたいです。

インタビュー2023年10月
取材・文/井手 桂司

東京ストア店長 福山

オススメのタオル:コットンヌーボー(オットンヌーボー)

東京ストア店長 福山

今までは吸水の良さと乾きの良さを兼ね備えたオーガニック120が私の中のベスト品番だったのですが、2023年、私のがん治療から10年を迎え主治医の先生に寛解をもらった記念にオットンヌーボーを購入しました。 その優しく包まれるボリューム感もさることながら、この2023年のコットンが私にとって記念のタオルとなり日用品でなく愛用品として長く使い続けていきたいタオルになりました。

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