ブランドストーリー
池内タオルから、
IKEUCHI ORGANICへ
日本一のタオル産地と呼ばれる愛媛県今治市にて、1953年に創業した池内タオル株式会社。
様々な壁にぶつかりながらも挑戦を繰り返し、たくさんの人に支えられながら、自分たちが理想とする姿を目指して歩んできました。
創業60周年にあたる2014年に、IKEUCHI ORGANIC株式会社へと社名を変更。
創業から現在に至るまでの私たちの歩みを紹介します。
常に最先端技術を導入し、時代を先駆けた池内タオル
FOUNDED
池内タオル工場 設立
1953
創業者である池内忠雄が実家のタオル会社から独立し、輸出専用のタオルを生産する池内タオル工場を新設。
日本でまだバスタオルが普及していなかった時代に欧米向けのバスタオルを主力製品として手がける。
池内タオル株式会社 設立
1969
創業時は中東から始まった輸出相手先はドイツをはじめとしたヨーロッパに移り、ハイエンドユーザー向けのタオル製品の注文が増加。
1969年には池内タオル株式会社を設立。
最新織機「TOYODA8」を24台導入
1973
タオルの先進国ヨーロッパでの地位を築くために、最新機器「TOYODA 8」24台を本社工場に導入。
初代は実機が存在しない設計図の段階で発注。
従来織機では困難であった高密度のジャカード織りに加え、シャーリングの技術の導入で最先端の高品質タオルを手がける輸出専業タオル会社として認知。本社は保税工場になる。
世界でいちばん安全なタオルへの挑戦
FIRST YEAR OF ORGANIC
池内計司 2代目代表取締役に就任
1983
創業者である池内忠雄の他界により息子であり現代表の池内計司が代表取締役に就任。
コンピュータ支援設計(CAD)を業界に先駆けて導入し、品質高くリードタイムが短い企業として、受託生産事業を拡大。
ジャカードの超高速化、CAD化、電子化と業界初挑戦を続ける。
環境に配慮した商品を初めて展開
1989
1989年に誕生した『エコマーク』をいち早く取得。環境に配慮した自社ブランドタオル『グリーン』を展開する。
1990年代にはオーガニックコットンも提案するが、環境配慮に対する考えが浅慮であることから、当面は環境配慮商品から撤退することを決断。
染色工場「INTERWORKS」を新設
1992
吉井タオルを中心とするタオル関連企業7社でYグループ協同組合を設立し、品質重視の新概念の染色整理工場を新設。
最新の廃水処理施設を導入した工場の廃水は川の水より透明と言われる。
ISO-14001を業界で初めて取得
1998
オーガニックコットンの商品化に世界初で成功したノボテックス社のライフ・ノルガード氏との出会いを機に、企業の環境配慮への国際規格ISO-14001を取得。
翌年には品質保証に関する国際規格ISO9001も取得。
オーガニックタオルを発売
1999
最大限の安全と最小限の環境負荷を提唱。
しまなみ海道の開通にあわせ、自社ブランド『IKT』を設立。原料から生産に至るまで、環境と安全性に最大限考慮したオーガニックカラーソリッド 1(現:オーガニック120)を発売。当初は今治の物産館で販売するために作られた自社ブランドであった。
今治から世界へ。海外にも広がる池内タオル
FROM IMABARI TO WORLD
カリフォルニアギフトショーに初出展
2000
自社ブランド『IKT』の海外での可能性を探るべく、中小企業が単独で海外展示会に出展することが珍しい時代に2000年1月にカリフォルニアギフトショーに初出展。
海外のタオルの考え方に触れ、ものづくりのあり方を見直す転機に。
斬新な技術こそがタオルデザインと信じていたが、タオルは空気のように存在すべきと教えられる。
日本初のエコテックス・スタンダード100・クラス1認定
2001
繊維製品の安全基準では最も信頼性の高い認証の一つであるスイスの安全基準をオーガニック120が初認定。赤ちゃんが舐めても安全なタオルが誕生。
日本初の風力発電100%で稼働するメーカー
2002
生産活動における環境負荷を少しでも低減するため、グリーン電力証書システムの仕組みを利用し、自社の使用電力を100%風力でまかなう日本初の企業に。
この取り組みにより「風で織るタオル」と呼ばれるように。
NYホームテキスタイルショーで受賞
2002
ニューヨーク・ホームテキスタイルショーにて出展した世界32カ国、約1000社のうちの5社だけが選ばれるベスト・ニュープロダクト・アワードを受賞。日本企業の受賞は初。
受賞を契機に『IKT』の知名度が国外で一気に高まる。
自社ブランドがアメリカ市場を中心に販売先を拡大し、ニューヨークの最高級店の定番となる。海外での評価を受けて日本での知名度も拡がる。初めて今治以外での国内でも取扱開始。
デコレックスインターナショナル受賞
2007
インテリアデザインの世界で重要な展示会として知られるロンドンで開催するデコレックスインターナショナルに出展。
オーガニックコットンとバンブーで織ったテキスタイル生地がベスト・ニュー・アワードを受賞。
コットンヌーボーを発売開始
2011
オーガニックコットンの新しい楽しみ方を届けるべく、前年秋に収穫されたオーガニックコットンだけでタオルを織るコットンヌーボーを発売開始。
コットンの生産地であるタンザニアを代表の池内が訪問。
ピュアなオーガニックを創造する存在を目指して
FROM WORLD TO YOU
池内タオルから、IKEUCHI ORGANICへ
2014
創業60周年を迎え、デザイナー・ナガオカケンメイ氏のもとこれからの60年を見据えたブランドリニューアルを実施。
ピュアなオーガニックを追求していくことを鮮明にするために、ブランド名だけでなく企業名もIKEUCHI ORGANICへと変更することを決断。
創業120周年の“2073年には赤ちゃんが食べられるタオルを創る”を宣言。
東京と京都にストアをオープン
2014
お客様に自分たちの想いを直に伝える場としてナガオカケンメイ氏による店舗デザイン監修のもと今治以外の場所では初となるフラッグシップストアを2014年3月に東京、9月に京都でオープン。
ISO22000を業界で初めて取得
2015
私たちの製品は食品であるという考えで安全性を見直し、食品工場の安全基準であるISO-22000にタオル業界で初めて認定となる。
本社工場は織布工場から食布工場へと変貌し、食品の安全基準HACCP(ハサップ)に準じて生産している。
京都市が選ぶ「これからの 1000 年を紡ぐ企業」 に認定
2016
徹底的に環境配慮したモノづくりの姿勢を評価され、持続可能な社会を形作っていく企業の後押しを目的にした京都市が選ぶ「これからの1000年を紡ぐ企業」の第1回認定企業の1社にIKEUCHI ORGANICが選ばれる。
ファンイベント「今治オープンハウス」を初開催
2017
本社工場の見学やタオルの織機を動かす体験などお客様にIKEUCHI ORGANICをより深く知っていただくファンイベント「今治オープンハウス」を初開催。
全国各地のお客様が今治へと集まった。
トレーサビリティシステム運用開始
2019
製品に付属するQRコード検索で、コットンの生産地から出荷に至るまでの製造過程を公開するトレーサビリティシステムを運用開始。2020年からはタオル製品全般に拡大し、より精密なモノづくりを進めている。
縫い糸のオーガニックコットン化
2021
オーガニック精度を更に上げるピュアな姿を目指し、縫製品を除くタオル製品の縫い糸をオーガニックコットンへ変更。
製品におけるオーガニックコットンの純度を99.97から99.99%にまで引き上げることに成功。
タオルメンテナンスサービスを開始
2022
お客様に当社製品を長く愛用いただけるように今治本社工場にタオルクリニックを開設し、お客様のタオルをメンテナンスしてお戻しするタオルメンテナンスサービスを提供開始。